制作記#115
              更新日2008年11月18日更新       

2008年11月15日(土) 県庁舎ビル大規模改修工事#1(ビル壁面塗装)

  
 今回、県庁舎のビルを建築(改造)するわけですが、県庁舎ビルはアメリカの"Atlas"のキットを組み立てた物です。もうじきGMより(12月に発売の予定か?)新ストラクチャー・シリーズの第1段として「オフィスビル」が発売されます。

 GMのオフィスビルの方が県庁舎として相応しいような気がしますが、他のレイアウトと差別化を図るため、あえてこの時期に"Atlas"のキットを改造して県庁舎に仕立てようと思います(^_^)


 

 写真の右側の20階建てのビルをA棟、左側の34階建てのビルをB棟と名付けると、A棟は窓と窓の間をグレーで塗装しストライプ状になっていますが、B棟はそのままカーテンウォールの壁面のまま(キットはつや有りブラックで塗装されている)です。
 もともと、別のビルとして組立、離れた場所に建てようと思ったので、差別化を図るために、塗装で違いを表しました。


 

 レイアウト建築のごく初期はこんな感じで、品川駅南口のオフィスビルのように、駅前広場の両側に高層ビルを建てようと考えていましたが、高すぎてレイアウトの景色が悪くなるので、県庁と言うことでレイアウトの隅の方に追いやりました・・・
 


 今回、合体するB棟も解体後、A棟と同じく窓と窓の間をグレーで塗装後、A棟と合体しようと思いましたが、解体がうまくできません・・・・・ 巨大なストラクチャーなので、作るときプラ棒の補材を入れて接着剤をたっぷりと使って頑丈に組み立てたので、再組立が出来るよう、きれいに解体することが不可能なことが判明しました・・・・・(>_<)


 しばし対応策を考えたところ、もう一つこのビルのキットを持っていることを思い出しました(^_^)
 従来からのA棟に、新たなキットを付け足して34階建ての県庁舎ビルを建てたいと思います。



 "Atlas"”HIGH RISE”シリーズビルのキット、70年代、80年代にアメリカで多く建てられたカーテン・ウォールのビルをモデルにしていて(シカゴにあるようなビル)、90年代に発売されたようです。
 私がこのレイアウトを作ろうと思い始めた2001年頃、すでにこのキットは絶版になっていましたが、”Walthers”のバーゲンカタログでよく叩き売りされていました。
 都市型のレイアウトを作ろうと思っていたので、3セットほど確保しておいたものです。
 購入したのが”Rectangle(長方形)”のビルで、箱の裏の右側の”Square(正方形)”のビルがほしかった(浜松町の世界貿易センタービルに酷似していたから・・)のですが、すでに売り切れていました。 これに10階分の”Add on set(追加セット)”も売られており、1セット分購入しました。(この”Add on set”を使うと、いくらでも高さを伸ばせます。)

 ちなみに”HIGH RISE”シリーズのビルはエドさんの”Setagaya Home Page”で多く見られます。


 この他に、写真中央の"Hexagon(六角形)"ビルも当時購入したのですが、困ったことに現在未組立のまま行方不明になっています(-_-;)


 まずはマスキングテープを貼って、窓と窓の間をグレーで塗装します。

 グレーの塗料は”グレー・サーフェーサー”を使ったのですが、A棟を作ったのが5年近く前の2004年の1月くらいで、まだこのホームページを始めておらず、レイアウト製作記に記載されてなく、どのような仕様で制作したか記憶に頼るしかありませせん・・・・
 不明点は当時”グレー・サーフェーサー”を、”タミヤ”か”クレオス”を使ったのか記憶になく、どちらか分かりません(>_<)  合体させるので当時と色を揃える必要があります。
 取りあえず、テスト・ピースに両社のサーフェーサーを吹いてみて乾燥後、既存のA棟のグレーと比較してみると、”クレオス”のサーフェーサー1000(グレータイプでない方)であることが判明しました。


 
 壁面にマスキング・テープでマスキングします。タミヤの10oのマスキングテープを窓一段につき2枚貼り付けます。 大が4枚、小が6枚と処理する壁面の枚数も多くなっています。
 これが窓の数が多いだけに、かなりの手間と時間がかかります(=_=)
 なんか、厳しい修行か、細かい内職をしているような気がしました・・・

 マスキングが完了すると、塗装ブースに持ち込み、缶サーフェーサーを吹き付けます。
、隠蔽力の強いサーフェーサーなのですが、きれいに塗れるまで3度吹くことになりました。
 この方法だと、"Atlas"のビルのキットを使わなくても、ホームセンターで売っている、黒く着色したアクリル板でビルが作れるかと思います。
 (ストラクチャーが大型なゆえに、マスキングテープとサーフェーサーの消費量は多くなりました。今回、タミヤの10oのマスキング・テープが1巻き半、缶サーフェーサーは2缶消費しました・・・)
 
 次回は疲労を感じる作業でしたが、塗装が完了した壁面をA棟に貼り合わせます(^_^)


 
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