制作記#87
    更新日2008年3月15日更新      

2008年3月15日(土)
戸崎駅南口駅前広場整備事業
 #6 (サザン・スクェアの建築#2・湖山鐵道)   
  


 集団店舗(ショッピングセンター)「サザン・スクェア」(サウス・スクェアから改名しました)の建築を続けますが、せっかくのKibriのドイツの駅のキットなので、少しデザインも凝ってみたいと思います。
    
 出来れば先進商業施設の視察を行ない、イメージを膨らませて制作に望むのですが、残念ながら仕事の繁忙期にあたり日曜日も出掛ける時間的余裕がありません(-_-;) (繁忙期が終わったら子供を連れて、「アーバンドックららぽーと豊洲」や「晴海トリトンスクェア」に行きたいと思います)
 そこれでGoogleの画像検索で「駅前広場」を検索してヒントを掴もうとしていたら都市型レイアウトの参考に、とても素晴らしいプログに出会いました。
 
 「西田正徳ランドスケープ・デザイン・アトリエ」の代表で東京農業大学客員教授もされている西田正徳さんの「アーバン・ガーデニング・ウオッチング」http://3625pennslandin.iza.ne.jp/blog/で、商業施設や公園をガーデンにみたてた観察プログです。数枚の写真と専門家による解説が毎日更新されています。ご本人も「川崎駅前広場」「晴海トリトンスクェア」のデザインも手がけられています。 ヒートアイランド防止のために屋上緑化にも取り組んでおられるなど、書かれている内容が自分の思う街の考え方と合致しています。またプログで取り上げられた場所が自分が訪れた場所、もしくは自分が行きたい場所ばかりなので自分にはとても参考になります。
 都市型レイアウトでレイアウト上に緑を増やそうと思っても、田園地帯や森を造るわけにはいかないので、レイアウトの緑化の参考も最適なプログです(^_^) 自分自身、レイアウトの作成はガーデニングと同じだと思っていますから・・・



 もう一件、都市型レイアウトに関連したものを紹介しますが、これは新日鐵のグループ企業 叶V日鉄都市開発の日本経済新聞と雑誌WEDGEに掲載された一面広告で、鉄道は登場しませんがKATOのストラクチャーとWoodland Scenicsの樹木等を使用したジオラマ写真を使ったものが、3月5日から3週に渡って掲載されています。
 本日、第3回目の広告「未来都市編」は都市の緑化に関する広告です。
                         
http://www.nscp-net.com/news/2008/20080315.html
 第1回目の広告 「資源大国編」     http://www.nscp-net.com/news/2008/20080305.html
 第2回目の広告 「カーシェアリング編」http://www.nscp-net.com/news/2008/20080312.html



 さて、1階のコンビニエンスストアも窓ガラスにポスターなどを貼り、旅行会社も看板を掲げ、観光ポスターを貼り付けます。

 



 また集団店舗「サザン・スクェア」も西田正徳さんのプログの影響を受けて造り始めたので、アーバン・ガーデニングの要素を取り入れ、旅行代理店とコンビニの屋根部分の植栽を行います。
 屋根の上にKATO=Woodland Scenicsのコースターフ、フォーリッジクラスター、そして細く小さな樹木としてファインリーフフォーリッジを樹木の形にハサミでカットしたモノを植えています。

 まだ1,2階の内装が終わってないのですが、3階部分を組み立てて上に載せてみました。
 結構な大きさ(38×19×6.5p)で完全に南口駅舎の存在感を食ってしまった感じです(^_^;)



 屋根はタミヤのスプレー”シャンパンゴールド”を吹いてみましたが、ゴールドというより、粗めのシルバーという感じで仕上がりました。

 ストラクチャーキットを組むのは楽しいのでこのまま続けたいのですが、その前には終わっていなければならない駅前広場の用地も整備しなければならず、そちらの方を手がけていきます(^_^)


       台湾のレイアウト 湖山鐵道 http://s63d0018kim.myweb.hinet.net/

 
とある掲示板で台湾の素晴らしいレイアウトが紹介されました。
 3.6m×3.2mという巨大なレイアウトで、よくこれほど日本のレイアウト用品を調達したと感心するほど、ボリュームいっぱいのレイアウトです。
 
 飛行場有り、港有りの自己完結型のレイアウトで、車も人も多く配置され、これぞ都市型レイアウトというレイアウトです。前回の製作記にレイアウトボードの拡張について記しましたが、エンドレスの線路を距離を稼ぐためにレイアウトボードの縁ぎりぎりに敷設するよりも、エンドレスの外側にも情景が広がっていた方が良いということを湖山鐵道から学びました。見習って自分は今後、エンドレスの外側の情景に力を入れていきたいと思います。

 ”湖山鐵道”のレイアウトから学んできたので、日本の鉄道模型の掲示板で書かれたのを期に、この素晴らしいレイアウトを多くの人に紹介したくなり、自分のリンクのページに載せることにしました。
 無断でリンクを張るのも気が引けるので、”湖山鐵道”のレイアウトオーナーに連絡を取ることにしました。ホームページ内に掲示板(留言板)があるので、コンタクトをとってみました。こちらは中国語は出来ないので、KIMさんは教師だから英語で大丈夫であろうと連絡を取ると、流暢な英語で返事が来てリンクの件は快諾頂きました(^_^)

 ホームページはすべて中文(中国語)で書かれていますが、台湾の場合、簡体字でなく繁体字なので、漢字を英文法のように読んでいけば何となく理解できるのと、excite翻訳 のようなサイトで翻訳出来るので問題なく見られると思います。
 
 余談ですが、とある掲示板で私のレイアウトと湖山鐵道は似ていると言われましたが、湖山鐵道のホームページに自己紹介のページがあり、そこにKIMさんの軍隊時代(大学卒業後徴兵で行かれたと思う)の写真が載っており(空挺部隊で、どこの国でも空挺はエリート部隊とされています)、写真を見た瞬間、一瞬自分の写真かと思いました(^_^;)
 驚いたことに自分の若い頃の顔をまったく同じでした・・・・ 顔が似ているとレイアウトも似てくるのでしょうか・・・・(^_^;)

 


 記念に台湾鐵道の車輌をレイアウトで運転しました(^_^)



 ↑ R100 ディーゼル機関車と新呂光号客車 
 
 自分が台湾の鐵道に乗ったのはもう10年前の話で、お客さんの社員旅行に混ぜてもらい2泊3日の団体旅行です。
 フリータイムはなかったので、帰国する3日目の朝、台北のホテルを9時30分に出るので、早朝に乗ることにしました。
 
  台湾の鐵道の知識は唯一、宮脇俊三さんの「台湾鉄路千公里」を読んだだけです。一人旅の旅行記なので、一人団体旅行から抜け出して、ぶらりと台湾鐵道に乗るのに相応しいガイドでした。
 2日目の夜に台北駅に行って「旅客列車時刻表」を入手していたので、9時頃まで台北に戻れるには、台北と基隆の往復がいいかと思いました。
 基隆(チーロン)は縦貫線の起点で台湾北端の都市、貿易港、軍港です。
 一番列車は朝4時過ぎなので、3時半にホテルの前からタクシーに乗り台北駅に向かいます。「TAIPEI  STATION」と告げると日本では信じられないほどの、100q以上の猛スピードでまだ暗い大通りを疾走し、度肝を抜かれましたが、窓口で筆談で基隆までの切符を購入しました。 



 ↑ E200 機関車”KEEP WALKING”

 
地下のプラットホーム(月台)からの出発した普通列車は、日本国鉄のキハ10によく似た古びたディーゼルカーで、走行中スピードが出ても、ドアを開けっ放しで疾走します(^_^;)
 
 夜明け頃、基隆に着き港の方を散策しましたが、まだ薄暗い港湾で、ひときわ灯りがこうこうと点けられた建物には、「憲兵隊」と大書きされ、入口には人形のように不動の兵士が2名M16小銃を構えていました。
 さすがに憲兵隊と掲げられていると、戦前の日本をイメージしてたじろぎます(^^;) 台北の国賓飯店(ホテル)でも「憲兵隊」と大書されたパトカーがやってきて、停止するやいなや憲兵が2名、M16を構え要人警護の配置についたのを見かけましたが、この頃の台湾は純戦時体制だったので、日本とは緊張感が違います。

 



 
 E200 EL機関車に引かれた南台湾観光文化食堂車PPD2500型
 (実物はプッシュプルで自強号につながるので、E200 EL機関車に引かれることはないと思う(^^;)
 台湾にはラッピング車が多く、うれしいことに台湾のメーカによってNゲージで発売されています。ラッピング車が好きな自分は、台湾の車輌まで手を伸ばしています(^_^)



 まだ薄暗い港湾で、ひときわ灯りがこうこうと点けられた建物には、「憲兵隊」と大書きされ、入口には人形のように不動の兵士が2名M16小銃を構えていました。さすがに憲兵隊と掲げられていると、戦前の日本をイメージしてたじろぎます(^^;) 台北の国賓飯店(ホテル)でも「憲兵隊」と大書されたパトカーがやってきて、停止するやいなや憲兵が2名、M16を構え要人警護の配置についたのを見かけましたが、この頃の台湾は純戦時体制だったので、日本とは緊張感が違います。

 早々に港から駅に引き上げ、台北に戻るべく時刻表で予定していた呂光号(チュウイコワン)の指定券を購入しました。窓口に宮脇先生がやられたように「 台北 呂光号 窓側 一人」と出して切符を購入しました。
 どうせなら最上級の「自強号」に乗りたかったのですが、時間が合いませんでした。
 ホームに出ると、どの列車が台北に行く呂光号か判らなかったので、駅員かと思って聞きにいくと、空軍制服を着た将校でした(^^;)
 英語での質問に丁寧に教えてもらい、駅員と間違えた非礼を詫び、台湾空軍の階級章は判らなかったので、お聞きすると少佐とのことでした。
 ちなみに台湾では英語と日本語が良く通じ、期待していた漢字を使った筆談はあまり活用できませんでした(>_<)



 呂光号は日本の特急のグリーン車よりも上等なリクライニングシートの客車は、窓も広く乗り心地も快適で、車窓からの風景も日本に似ているようで似ていない田園地帯を駆け抜け、台北に近づくと都市化された風景の中を疾走します。あっけなく地下に潜ると、もう台北駅です。
 
 ほんの短い時間の台湾鐵道の乗車でしたが、また台湾に乗りにきたいという気持ちを強く持ちました。
 それから早10年、台湾では新幹線が開通し、台北の都市交通もだいぶ様変わりしたようですが、アメリカの鉄道には何回か乗りに行きましたが、まだ台湾再訪は果たしていません(^_^;)


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