2008年1月19日(土) 戸崎駅南口駅前広場整備事業 #1 (駅舎の選定)
前回の製作記で今後のレイアウト建設の計画について述べました。それを今回から実行に移していきます。
8つのプロジェクトの中らから、最初に手がけるのは(1)戸崎駅南口駅前広場整備事業です。
これは昨年竣工させたオーバークロス道路の外周部にあたりますので、この区画を最初に完成させたいと思ったからです。
じつはこのレイアウトはまだ四隅の部分が一つも完成していません。レイアウト制作の作法がレイアウトの中心部(駅前広場)から造り始め、完全に仕上げながら外側へと造り進めて行きます。
それはこの規模のレイアウトですと、先に外周部を手がけ、その後に中心部を作ろうとしますと、外周部のストラクチャーが邪魔をして作業が困難になるからです。特にこのレイアウトは細かく作り込んでありますので、作業のし易さを優先しています。
(レイアウトベースの大きさも、中心部が外から手が届くことを前提として設計してあります)
それではレイアウトが外周部まで完成したのち、中心部のストラクチャーの保守や、置き換えをする必要が生じたときにはどうするか・・・・・
それはドイツのミニチュアワンダーランドでやっているように、レイアウトを挟んで両側に脚立を置き、その間に天板を通して、その上に腹ばいになって作業を行うことになるでしょう・・・・(天板からこけてレイアウト上に落下したら、甚大な被害の発生が想定されますが(>_<)・・・・)
これからはレイアウトの外周部での作業がメインになりますので、作業は楽になります。今までは両手を伸ばしてかがみ込むような姿勢で作業していましたから(^_^;)
戸崎駅南口の駅前広場ですが、狭い場所に駅舎と駅前ロータリー(バス・タクシー乗り場を含む)を設けます。
駅前広場の道路や歩道は例によって「一太郎&花子」を使ってデザインしますが、狭い場所ゆえ、最初に駅舎や商業ビルを造り、それに合わせて駅前広場をデザインすることになります。
駅舎ですが、レイアウトのメインの駅舎は高架駅として、もう駅前広場ともども作ってありますので、今回のいわば裏口にあたる南口の駅舎は、小振りな建物にします。(レイアウトの一番手前に視界を遮る大きな建物を建てたくないということもありますが・・・・・・)
駅舎として当初考えていたのが、TOMIXの高架駅の駅舎の橋脚部分を取り去ったものを地面に置こうと思っていました。
これは、このレイアウトを作る前に習作として作ったレイアウトで使っていたものです。
(屋根がもう発売されていないアサヒペンのスェード調スプレーの「ワインレッド」で塗装されていて、懐かしく感じます)
しかしTOMIXの高架駅ですと、どこでもありがちな駅舎になってしまいますので、方針を転換してもっと個性的な駅舎にしようと考えました。
やはり、このレイアウトの基本コンセプトであるストラクチャーは外国製のキットを主とするに立ち帰ります。
最初に候補としたのは、FALLERの「BP petrol station (ガソリンスタンド)」(2007年の新作)と「Modern House w/2 Pools (Set) (モダン住宅とプール)」の建物を前後に合体させたもので、長い庇(ひさし)のある三角屋根の駅舎にと思いました。しかし、土台、壁面、屋根の塗装が終わったところで、また気が変わりました(^_^;)
アーノルドの機関庫のパッケージを見た瞬間、これを改造すれば今風のモダンな駅舎が出来るのではないかと思いました。
(昭和の雰囲気を持つ駅舎もいいですが、平成の薫りのする今時の駅舎も好きです(^_^)
このキットは二線式の機関庫のキットで、はね上げ式の扉が付いていて、機関車が中に入ると扉が自動的に閉まり、中の機関車が出ようと扉を押すと、はね上がるギミック付きです。(ギミックを遊ぶのも楽しいのですが・・・・)
上半分がガラス貼りになっていますので、二階部分の床を作って、駅の二階をカフェかファーストフードの店舗にすることが出来ます。
とりあえず、駅舎はこれでいくことにし、パーツの段階で塗装出来るものは塗装しておきます。
駅舎は今はやりの色調、白に黒というコンセプトにし、白はクレオスの「ホワイトサーフェーサー」の缶スプレーを吹き、艶消しの白いコンクリ壁のようにし、黒は黒をそのまま吹かないで、ジェイズのスェード調スプレーの「ダークグレー」を吹いて、少し汚れた感じにします。
次週はこのキットの組立を行います(^_^)