制作記#56 
                  
  更新日2007年6月23日更新          

2007年6月23日(土) タワークレーン・塔の制作 #1

 
 プラ棒や塗料など、レイアウト製作の材料調達のために模型店に行ったところ、ドイツRevell社の「North Cormorant(北海油田)」 のリグのキットが目に入りました。
 


 このキットをレイアウトにそのまま使う気はさらさらありませんが(ドイツのミニチュア・ワンダーランドには海底油田のリグが海上に置かれていますが)、タワーやクレーン、ヘリポートなど、ストラクチャーの部品取りにネタの宝庫のようなキットです(^_^)
 
 スケールは1/200で、Nスケールの1/150、1/160のよりは小さく、Zゲージに使うのに相応しいですが、もともとリグのクレーンはビル建設に使うようなクレーンよりも大型なので、レイアウトで使うには1/200どころか1/350でもいいくらいです。



 昨今の円安ユーロ高で、このドイツ製のキットは上代で16,500円と、プラモデルとしては高額ですが、NゲージのFallerやKibriなどのストラクチャーに比べたら、かなり割安です。それにレイアウトに使える細かいパーツ(手摺や鉄骨等)が豊富にあるので、これらをパーツで個別に買うことを考えれば、かなり得した気分です(^_^)
 もう一個、購入して海底油田のリグとして作ってみたいという誘惑に捕らわれていますが、このキットを全部塗装して、きちんと組み立てるとなるとかなりの時間を取られ、レイアウト制作に影響が出ること必至なので、誘惑を断ち切りました(^_^;)
 
 このキットの造りは良く(最近のデンマークのヘルヤン並み)、部品点数もかなりのものになりますが、プラモデルを作った経験がある人なら、問題なく組めるでしょう。
 
このキットを利用していろいろな物がつくれますが、まず作りたいのは、
1.タワー
2.クレーン
3.高層ビルに載せるヘリポート

 です。 とりあえずこの3つを、このリグのキットから作ります。



 このキットも塗装しなくても見栄えがいいように、ランナーが赤、黄、灰色などで成形してありますが、やはりプラスチックの地肌のままにしないで、ポリシーとして塗装することにします。
 最初に、タワーとクレーンのアームを組み立てます。それはこの2つが同じ色の塗装を施すからです。
 
クレーンのアームとNゲージの車両を並べてみると、アームが車両2両分あるので40m級のクレーンになるかと思います。 
 問題はこの大きさで、この規模のクレーンを使用する建築現場となると、かなりの規模にしなければならないので、建設現場を作るのも苦労しそうです(^_^;)

 タワークレーンは最近の景気回復と不動産ブームにより、私の住む街にもあちらこちらに高層マンションの建築が始まり、建築の為の巨大なクレーンが何カ所も立っています。(ビルの建設が進むにつれ 自分自身で高さを上げていくのでクライミングクレーンと呼ばれています)それを参考にして組み立てていきます。

 巨大なクレーンのアームは高さがあるために対航空機用の赤と白の警戒色で塗られています。キットのアームを、組み立ててから塗装するのは困難なので、組立前に塗装を行います。
 また、タワーはどのような目的のものにするか、まだ決まっていませんが、候補としてはNTTのマイクロ中継回線、地元テレビ局の放送アンテナ、または国土交通省国道事務所、鉄道無線用などのアンテナを考えています(^_^)
 ちょうど地元の陸上自衛隊の駐屯地に防衛マイクロ回線用の塔がキットのタワーと同じ大きさの塔で、幸い駐屯地の外周を走る道路からよく見えるところに立っているので、参考にすべく実物を見に行きました。
 実物を見に行ってイメージを膨らませた後、塗装作業に入ります。



 最初に白を塗るので、つや消しの白で一番隠蔽力が強いのが、缶スプレーのホワイト・サーフェーサーなので、それを吹いた後、マスキング・テープで厳重にマスキングした後、赤を吹きます。
 赤は実物観察の結果、”フラットレッド”に”フラットイエロー”を少々加えてややオレンジ色ぽくした、タミヤのアクリルカラーをエアブラシで3度吹きました。
 



 その後、箱形に接着組み立てます。 強固に接着したいので、マスキングテープで仮止めした後、しばらく乾燥させます。
 マスキングしてのエアブラシ作業は結構時間がかかるので、なかなか進捗しません(^_^;
   


製作記#1〜100   #101〜150   #151〜200   #201〜250