※レイアウト制作記#9は単体だと分量が多いので分割します
2006年1月9日(月)シティーホテルの建築 #7 (チャペル周辺外構工事)
アメリカから人形・樹木が年末に届いたので(特にクリスマスシーズンによる郵便の遅れはなかったようです)、チャペル周りの緑化に努めました。
チャペルは「カナ・チャペル」という名にし、由来はイエスキリストがイスラエルのカナで行われた婚礼の場で、水をぶどう酒に変えた初めての奇跡を行ったことによります(ヨハネの福音書2章)
結婚式は一生に一度のもの(であってほしい)ですから、チャペルで結婚式を終え、参列者からのライスシャワーや花びらシャワーを浴びせられ、花嫁によるブーケトスや記念写真の撮影が行われる場所として、チャペル前の広場は少し整備しておきたいところです。
チャペルはKATOのジオタウンシリーズの「公園・駐車場セット」の中に入っている公園のベースの上に載せて置きました。 そして階段の入口に、エッチング製の梯子を曲げて、ターフを接着したウエディングアーチを取り付けてあります。
チャペルの正面が無粋な地下駐車場の入口になってしまうので、少しでも隠そうと、これまたグリーンのターフを接着した柵を目隠し代わりに置いてあります。
次にショッピングセンターとの境界に立つ塀沿いに緑地帯を設けます。
グリーンマットを使えば簡単なのですが、あんまりグリーンマットの質感が好きでないので、ターフを散布して緑地にすることにしました。
また、グリーンマットが嫌いな他に、他のレイアウトでは土の部分に、茶色のパウダーを散布する例が見られますが、実際の土の部分は2・3mも離れれば土の部分はつぶつぶに見えません。ましてやレイアウトのサイズにしても土の部分が、つぶつぶに見えるわけはないので、土の部分は塗装かワープロの印刷で済ましています。
今回の緑地帯の製作法は、
1.緑地帯の部分をマスキングテープで囲みます。
そしてその部分にWoodland Scenics社の接着剤「ホビータック」を蓋に付いている刷毛で塗りつけます。
「ホビータック」は(ホビーセンターカトーで扱っている)木工用ボンドに良く似た接着剤ですが、木工用ボンドに比べて粘り気がたいへん強く、接着時間も極めて短いので作業時間がたいへん短くなります。
※2011年追記・・・・・ホビータックの粘着力はニカワなみで、ネバネバが他に付くと取り除くに苦労するくらい強力です。
2.マスキングテープを剥がし、ホビータッグを塗ったところにグリーンのターフをパラパラと散布します。
散布した後に、ターフの上から指で押してターフを圧着します。
そして、掃除機で余分なターフを吸い上げます。 木工用ボンドと違ってホビータックは、散布後すぐに掃除機を使用しても問題ないので作業効率が上がります。
ただし粘度が強いので手に付くとやっかいですが・・・
※2011年追記・・・・・ホビータックに替えて、ヤマト糊を使っても同じく仕上がります。 ただ乾燥時間はホビータックよりもかかりますが、使い勝手はヤマト糊の方がいいです。
そして、もみの木を植えます。 そしてチャペル前広場から、隣の俗世間的なショッピングセンターが見えるのも何なので、塀の上に駐車場入り口と同じ緑化された柵を立てて見えなくしておきます。
樹木類は国産では種類が豊富だったイマジン製の安定供給が諸般の事情により絶たれたので、今後は米国製、ヨーロッパ製に調達を切り換えました。特にkibri製のは種類も豊富で、個人輸入だと価格も安いもので。 下の写真のもみの木や白樺(チャペル左側)などもkibri製で、Nスケールのものは種類が少ないので、種類豊富なHOスケールのものを幹や枝葉をハサミで伐採してNスケールの大きさに縮めています。
この後、さらにホテル周辺部のアクセサリーを増やしていく予定です。また、車両や人形も配置していく予定です。
日本のレイアウトだと、教会やチャペルを置くとその前に、Preiser製の結婚式を挙げている人形を置き、結婚式の情景を演出したくなるのが人情ですが、このレイアウトの設定だと、くそ暑い7月の平日の夕方に結婚式を挙げるような物好きはいないと思われるので、定番の結婚式を挙げている人形は置きません(^_^;)