レイアウト制作記#1 2004年2月〜8月 更新日2004年9月22日更新 改訂日2010年11月5日
04年 2月21日(土) 自転車の塗装
通勤通学客の置く自転車が置かれているのが、日本の駅前の風景ですので、たくさん自転車を置こうと思っています。
TOMIXの無塗装のセットを塗装して置くことにしました。
白の無塗装なので、ランナーに付いたまま自転車をグレーサーフェーサーを吹き(銀色のつもりですけど、小さな物にシルバーを塗ってもシルバーの部分が目立ってしまうので、グレーにしました)、タイヤ、ハンドルグリップ、ペダル、前カゴを黒で、後はフレーム色を何色かに分けて塗りました。
結果からすると、実物の自転車に比べて、タイヤもフレームもとても太く造形してあるので、明るい色でフレームを塗ると、TOMIXの塗装済み完成品と同じようにリアル感に欠けるので、2回目からは暗い色で塗るようにしました。
そうすれば本物の自転車よりもかなり太くなっているのが目立たなくなります。
効果のほどは、駅前に自転車を並べてみてから、見てみたいと思います。
自転車はイマジンやGold Medal Modelsからもエッチング製の自転車が出ており、レイアウトに使かおうかと思っていますが、こちらはエッチングゆえに、線が細すぎるのでTOMIXのとは一緒に並べられないですね(^_^;)
※2010年追記 : 今ではイマジン(廃業)のため、入手不能
自転車はFALLERのストラクチャーに附属しているプラ製のものが、線が細くてベストだと思っています。(自転車のみの発売を待望しています)
04年 3月16日(火) 人形の塗装
人形にもこだわりはありまして、市販の人形を使っていますが、作っているレイアウトに合うように、ほとんどの物を塗り替えて作っています。
レイアウト設定が県庁所在地の地方都市と考えており、2つのレイアウトとも設定の時間は午後5時頃を考えており、町を歩く人達も買い物客や用務客、そして学校から帰宅する学生達を多く登場させています。 都市型レイアウトの戸崎駅周辺は自分が好きな季節、梅雨が明けた7月中旬頃で、学生達の夏休み前の暑くなり始めた頃を想定しています。ですから、人形達はすべて夏服を着せています。
セクションレイアウトの 高枝駅周辺は5月初旬頃を想定しているので、長袖の上着を着ている人が半数程度と考えて配置することにしました。
また両方のレイアウトとも想定している時代が現代なので、現在、各社から発売されている、人形達の服装はちょっと現在風とはかけ離れているので、ほとんどの人形達は塗装済みでも塗り替えたり、未塗装の人形(プライザー製、ファーラー製)を塗装しています。
数で勝負する人形の塗装には各工程ごとにまとめてやったほうが効率がいいと思うので、
1.未処理
2.下地・・・・・やや薄めたグレーのラッカー塗料で、ホワイトやフレッシュ(肌色)
3.顔手足・・・スケールを考えてフレッシュに少しだけフラット ホワイトをブレンド
4..髪・靴(女性の場合はソックスも)
5.シャツ・パンツ・スカート類(ファッション雑誌やカタログを参考に、服の色を原色カラーをブレンドして色を作り、日本らしい服装にします)
6.上着類・バック(ジャケットと鞄は最後に塗装します)
7.完成
の7工程に分けて(基本的に洋服を着る順番で塗装するのが楽)塗装作業を行っています。
工程別に分けるために100円ショップで、1週間分の薬をいれるピルボックスを購入し、面相筆を握り照明付きの拡大鏡を覗きながら塗装作業を行っています。
※2010年追記 : 現在は100円ショップで買った、1日4回分の薬を入れる28区分された薬入れを使っています。
男性・女性・冬服・公務員などの区分で、塗装作業を行っています。
塗装完了後は、男女別、季節別に区分けして、レイアウトのシーンに相応しい人形を配置していきます。
人形関係制作記 制作記19 人形の塗装〜公務員の人たち
制作記39 人形の配置
制作記55 人形の塗装
04年 7月23日(金) 人形の接着
2つのレイアウト共に、多くの人形を投入するので、人形のレイアウトへの接着は今までは、透明タイプの瞬間接着剤やゴム系の接着剤を使用していましたが、人形の足は細く接着面が不安定で固着するまでの間に、人形が傾いたりする時があったり、接着剤が大きく透明な玉になって人形の足下に残ったりしました。
今年(2004年)になりアメリカのWoodland ScenicsがN用の人形を新たに発売した際に、人形接着用の接着剤が発売されました。
Accent Glue(アクセント接着剤)で、木工用ボンドのような白い粘度の高いボンドが刷毛付きでボトルに入っています。
説明文によれば、人形が一発で付き、硬化後透明になり、硬化した後も簡単にはがすことが出来ると書かれています。
使用してみると ,木工用ボンドのようなあまり接着力が強くないように感じましたが、人形の足にちょっと付けて人形をピンセットを使ってレイアウトに立たたせます。またしばらく経って人形を移動させようと引っ張ると簡単に取れました。
人形を一杯使う自分には、良き接着剤と出会うことが出来ました。
日本で代理店になっているホビーセンター カトーで販売より発売され、模型店でも購入出来ます。
※2010年追記 : この接着剤、3、4年経とうがねばねばした粘着力は失われません。完全に硬化しません。
従って、人形の位置を変えるときには、跡が残らず便利ですが、バランスの悪い人形だと時間経過により傾いてきたり、軽く触れただけでも人形が倒れてしまうという事故が発生しています。
最近はもっぱら、透明ゴムボンドで人形を接着しています(^_^;),
近年、国の交通バリヤフリー法施行に鉄道の駅ではバリヤフリー化が推進されており、都市型レイアウトの駅でも県都の駅に相応しいように、国土交通省の補助金を受け(^_^)バリヤフリー化工事を行っております。
地上駅の戸崎駅(TOMIXのホーム使用)は各ホームにエスカレーターの工事を行い、高架駅の新戸崎駅(KATOのホーム使用)は階段がホームにしっかりと接着、塗装が行われているので、エスカレーター工事が困難な為に、各ホームにエレベーターを2器ずつ設けることにしました。
エスカレーター、エレベーター共にTOMIXのラウンドビルに付いていたものを利用しました。
エスカレーターはホームの階段を撤去して、幅はほぼ合いますが高さが合わないので、レーザーソウでカット。
エレベーターもホームの屋根の高さに合うようにカットしてから、設置しました。 ただ少しリアル感がないので、ドアが開いて乗客が乗り降りしているシーンを演出してみたいです。
※2010年追記 : 苦労してホームをバリアフリー化しましたが、その後KATOから近郊形ホームの発売により、エスカレーター付きの階段、そしてバリアフリーエレベーターも近郊型ホーム グレードアップセットで発売されて、非常にリアルな外観をしています。
したがって、ここでの作業は徒労に終わり、エレベーターはすでにこのKATOのものと置き換えました。
ホームも近々、近郊形ホームに置き換える予定です(^_^)
04年 8月15日(日) ストラクチャーの組立
「戸崎駅周辺」のストラクチャーを組み立てました。
ある程度、建物を組み立てておかないとレイアウトの街区割りが決まらず、道路工事も出来ないので、しばらくはストラクチャーの組立を行っていきます。
中心となるのはドイツ製、アメリカ製のキットの改造です。
今回はドイツのkibriのキットを組み立てました。
これは2つの店舗が入っているので、いずれもドイツ風の店舗らしい造りになっており、日本風にするには切り妻の屋根を切り取り、フラットな屋上にすれば良し、という単純な改造で日本風の建物にしています。
上の元スポーツ用品店は被服販売店へ、下の店舗もブティックか文房具店の看板を掲げる予定です。
また屋上には空調機やアンテナ等も置きたいところです。
この辺はTOMIXのストラクチャーはあっさり省略してありますが、KATOは建物付属設備もきっちりと造ってくれるので好感が持てます。
※2010年追記 : 上の被服販売店は、セクションレイアウトの峰町駅周辺の中の峰町商店街に置かれています。
下の店舗はこの後、ブテックとして、看板、アクセサリーを追加して、戸崎駅前に置かれましたが、レキシントン ハイツ建築に伴い撤去、現在はレイアウトに置かれていません。 将来、レイアウトベースの拡張後、商店街に置きたいと思います(^_^)
04年 8月22日(日) ストラクチャーの組立
都市を再現するためには、多くのビルが必要なので、ドイツ製のキットの中から、日本のビルにしても違和感のないものを選びました。ドイツのFALLER製のキットで、これはかなり古いキットです。25年以上前の製品だと思います。同じHOスケールの製品は良く目にしていたのですが、Nスケールの製品はなかなか見つけることが出来ずに、長年探していたものです。
(日本型の4年8月にジオタウンのビル群が発売されたので、だいぶ種類も豊富になりました。)
7階建てのビルで、屋上の造りに特色があるので、ヒートアイランド現象対策の為の屋上緑化(東京都は新築ビルには条例で義務化した)を施し、緑化庭園にしました。
昔のキットなので、たいへん組み立てずらいキットでしたが、組上がると堂々としたビルになりました。 キットに窓に付けるブラインドのシートが付属していましたが、赤や黄色と日本では見かけない派手な色になっているので、グレーやグリーンにした自作のブラインドを付けました。
※2010年追記 : FALLERのビルキットは今再販されても、KATOのジオタウンのビルと十分に張り合える出来のキットで、再販されたら複数組み合わせて、大きなビルを作りたくなります。 残念ながら、今を持っても再販はされていません。
このビルも、完成当時は駅前広場に面した駅前大通りに置きましたが、現在ではオーバークロス道路の開通にともなう区画整理で、移転してCIC生命ビルとして営業を行っています。
04年 8月27日(金) 駅名標識の作成
戸崎駅の駅名標識を作成しました。
駅名票くらいはオリジナルのものを造りたいと、「一太郎」で作成しました。
最初は大きく作成して、印刷の時に縮小印刷を選択してTOMIXのホーム付属の駅名標識のサイズに合わせて縮小印刷して出来上がりです。
04年 8月29日(日) ホームのディテールアップ TOMIXのシールにはご用心(*_*)
現在建築中のレイアウトには、5年前に習作的に造ったレイアウトのホームを移設して使用しています。
この5年前に作成したホームに少し埃が付いているので、息を吹きかけて除去したら、埃と共に看板や時刻表などのシールが3分の2ほど吹き飛んで行きました(*_*)
残ったシールも真ん中が浮き上がって、弓なりになっており、指で触れば剥がれそう。(駅名標識は当時テプラで造ったのですが、こちらは剥がすのに苦労するほどしっかりと貼り付いているのに・・・)
もちろん全部はがして、新たなシールに張り替えました。 それからはTOMIXのシールを使う場合にはシールの糊には頼らずに、接着剤を使って貼るようにしています(^_^;)
シールの他にTOMIXの製品の不満点といえば、塗料がのりにくい軟質のプラスチックを付属のパーツに使うところも・・・・
※2010年追記 : その後、TOMIXのストラクチャーの発売は、TOMYTECブランドのジオラマコレクションの方に軸足を移してきました。ストラクチャー附属のシールは、その後も品質等も変わりはないようです。 2004年のシール剥がれの件で、TOMIXのシールは使わなくなったので、今現在も剥がれやすいシールかどうかは判りません。
ちなみに、2004年にシールの裏に薄く透明ゴムボンドを塗って貼りなおしたシールは、7年以上経過していますが、剥がれることも劣化も見られません。
KATOのストラクチャー附属のシールは、10年近く経過していますが、剥がれ、劣化ともにありません。
自作のシールについても、顔料インクのインクジェットプリンターを使用しているので、10年を経過しても色あせはなく、市販のシール用紙も糊の剥がれは今のところ見られません。
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