KATOのミニジオラマサーカス製作記#8(完成) 更新日2022年7月4日   
      

 ジオラマに人形を配置して、ジオラマの完成とします

 

 人形はKATOとWoodlandScenicsのものを使用しました
 KATOの人形はPreiser製のものが多く、ドイツ製で塗装はモーリシャス(インド洋に浮かぶ島国)のものと、中国製のものとがあります
 さすがPreiser製だけあって造形が良く、人形のスタイルもいいし、顔も目鼻立ちが何となく判ります
 Nゲージの人形は多くのメーカーから発売されていますが、Preiserの人形の出来は頭一つも二つも抜きんでいる製品です
 ただ輸入品なので今後は価格の上昇は避けられませんので、今のうちに数を揃えています(^_^)

 残念ながらTOMYTECのジオラマコレクションのザ・人間シリーズは手足も太くてスタイルが悪く、そのうえ顔がのっぺらぼうになっています・・・
 (HOサイズの人間コレクションの人形も残念ながら顔がのっぺらぼうになっています)

 今回、サーカスミニジオラマの方は、KATOが主催するコンテストということもあって、KATOの人形とKATO扱いのWoodlandScenicsの人形を使いました
 
 

 人形は塗装済みですが、自分のこだわりがあって、レイアウトの設定の夏に合わせて人形も全員夏服にします

 冬服長袖の人形はすべて半袖に見えるように塗り替えます
 ジャケットを着ている人形は、最初に上半身を下地色としてグレーを塗り、肌色のフレッシュを半袖の腕の長さに塗って半袖のようにします

 そして上下の服装も、市販の塗装済みの人形は服の色は彩度の高い赤とか青などの原色の色が多いので、原色のフラットレッドやフラットブルー、イエロー、グリーンなどの色に、フラットホワイトやフラットブラックを混ぜて、淡い色や暗い色にして服を塗り替えます
 また外国の人形は髪の毛の色が金髪や茶髪なので、日本人らしく黒髪かブラウンのカラーが入った髪の塗り替えます


 テーブルと椅子を配置します

 使用するのはFALLERのGARDEN CHAIRS AND TABLES
 丸テーブルと四角テーブルに、椅子が20脚付いています

 テーブルは脚が太いのが気になりますが全体をチタンシルバーで塗装

 椅子は背もたれと座面の両側に脚と肘掛けのパーツを接着するものです
 肘掛けと脚はチタンシルバーで塗装
 背もたれと座面はパークグリーンにフラットベースを加えてつや消しにしたのを塗りました 

 

 テーブルの上やキッチンカーのカウンターに載せる紙製の皿と料理を造ります
 皿はKATOのコンテナ貨車コキの最後尾に掲げられる反射板を使いました

 

 ホワイトサーフェーサーを吹き、その上にカレーやフライものなどの画像を小さくプリントしたものを貼り付けました

 

 塗装した人形と、テーブルや椅子、料理などを並べました
 ドリンクの紙容器はEverGreenの0.5mm径のプラ丸棒をフラットレッドで塗ったもの カットした切り口の白はそのまま使います

 

 



 これで完成と、完成写真を撮影したら気になるところが出てきました(^_^;)

 カレーの幟旗の支柱はEverGreenの0.5mmのプラ丸棒を使用しました
 肉眼で見る分には充分細い幟のロッドに見えますが、写真に撮り画像で見ると、とても太く感じます

 幟のロッドはアートフラワー用の極細の針金を使うことにしました
 極細の白い針金なので、幟に合わせてカットして幟旗の竿としました

 


 人形は全部で44名
 このジオラマの製作コストの半分以上は人形が占めているかと思います(^_^;)

 線路上の壁面の部分は透明アクリルの壁になっています
 これは高架公園の真下を走る列車を子どもたちが眺められるように、透明になっています

 

 反対側の壁も透明になっていて、子どもたちが群がっています
 列車の屋根を見て楽しいかというと、楽しいです これは自分の幼児体験からで、跨線橋の上から、通り過ぎる列車の屋根を飽きることなく眺めていました
 ジーゼル特急が通過するときは、排気ガスに見舞われてエラいことになります・・・ たた一度だけ、なぜか蒸気機関車が通過し、石炭の煙を浴びた経験が朧気にあります・・・

 


 よし、これで完成と思いましたが、懸念事項が出てきました・・・

 7月中旬に、このジオラマを模型店に持ち込み、KATOのトラックがピックアップしてKATOに行き、昨年はジオラマを鉄道コンテナに載せて九州まで旅立ち、福岡市の天神で展示され、またコンテナに載せられて東京都新宿区の新宿住友ビルで展示され、再び模型店に戻されるという、長旅を送ることになります

 懸念されるのは、人形の固定に透明ゴムボンドを使用しているので、貨物輸送の振動で人形などがボロボロと剥がれ落ちる危険性があります(>_<)
 
 

 人形などをより強力に接着して、大移動に備えるために、人形の足下に瞬間接着剤を注射器を利用して点付けしました

 そうしたら、瞬間接着剤の部分がツヤが出てしましました・・・・

 

 ツヤを消すときには、ツヤを消す定番のツヤ消しクリヤーのスプレーを吹きます。
 つや消しスプレーを吹くことにより、ここまで完成したジオラマが台無しになる危険性があり、失敗を懸念しましたが、幸いにも瞬間接着剤のツヤだけが消えて、瞬間接着剤を後付けした痕跡が消えたのが幸いでした(^_^)

 

 この後、KATOから支給された大創のクリアケースにジオラマを入れて、7月中旬、模型に預けにまいります(^_^)

 



 
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