KATOのミニジオラマサーカス製作記# 1(ベースづくり)  
  
  
更新日2022年3月7日         
 
     

 鉄道模型店に寄ったらKATOの冊子が置いてありました
 それを見ると2021年からミニジオラマのコンテストをやっているらしいことを知りました(^_^;)
 通いの模型店の店主から、「去年はうちの店のお客さんは誰も出品しなかった。だから鉄道模型コンテストのKATO特製品は、当店では扱うことが出来ない」とのことでした。
 店頭にミニジオラマサーカスの小冊子が置かれていて、それを見ているうちにミニジオラマを造ってみようかなという気持ちになりました(^_^;)


 

 ジオラマのベースとレールは規定のものが用意されており、直線レールS124を1本使用したのと、曲線レールR183-45°を使用したものの2種類になります

 そして初心者用の入門キットとしてジオラマくんが5,500円(税込)で売られています
 これにはジオラマベースと曲線レール、踏切や橋、ターフ2種類、樹2本、ねんど、絵具、ボンドなどジオラマ製作の材料と、絵本が付いています

 
 

 ジオラマを造るに当たって、曲線か直線かを選ぶ必要がありますが、ジオラマくんが曲線なので、曲線のジオラマを造る人が多そうなので、直線のジオラマを造ることにしました

 

 ジオラマベースは、板状のものを組み立てます
 組立には木工用ボンドが必要です

 

 ベースを組立て、イベントでは複数のジオラマを連結するので、レールはしっかりと2本のビスでベースに固定します



 サーカスミニジオラマにはサイズ上のレギュレーション(主として輸送上の理由)があります

 

 登録模型店で参加費1,100円(税込)を支払うと、運搬時に使用する透明プラスチックのケースが渡されます
 これは100円ショップ ダイソーのコレクションBOX(110円税込)そのもの

 

 高架橋がジオラマでサイズ的に使用可能かどうか、確認します
 無事に納まり、高さも十分と確認しましたが、この段階では早とちりをしています
 この後に、線路の両側に地面の高さを上げる、ウレタン製のボードを載せるので、結局、高さはギリギリということになりました・・・

 

 ラーメン構造の高架橋なので横方向の力に対する梁が入って、これでは車両が通ることが出来ないので、横方向の梁は切り取ります

 

 線路はジオラマベースよりも高くなっています
 これは川のジオラマを造るときの為に、ジオラマベースより線路が1段高くなっています
 これを地面と線路の高さを揃えるためのウレタンボードがミニジオラマベースにセットされています

 

 これをジオラマベースの形に合わせてカッターでカットし、ジオラマベースに貼り付けます

 

 目の細かい、良質なウレタンボードを、カッターで切断したり削っていきます
 切断は発泡スチロール用のニクロム線を使用した、スチロールカッターならば、きれいに切断出来たと思いますが、このためだけに調達するのもなんなので、カッターで切断しました

 

 この高架公園にはフードトラックを載せたいと思うので、タネ車になるトラックを置いて、高さを見てみるとギリギリで公園に高い木は置けなそうです・・・

 



 ジオラマ製作の第一歩として、最初にバラストを撒きます
 いくらミニジオラマといってもバラストは撒きたいし、レールも塗装したいです

 

 バラストの固定方法は、自分オリジナルのヤマト糊を使った方法です
 普通は木工用ボンドを使用したやり方が一般的ですが、私は造花製造工場から教わったヤマト糊を使用した技法を使用します
 ヤマト糊は安定した接着剤で、都市型レイアウト 戸崎駅周辺で使用したバラストはすべてヤマト糊で接着しましたが、20年経過後もヤマト糊のバラストは健在です(^_^)

 バラストをヤマト糊を使用してペースト状にします

 バラスト:3 ヤマト糊:2 水:1 くらいの配合です

 

 これを攪拌すると、黒ごま団子の餡みたいな感じになり、美味しそうになります(^_^;)

 

 この方法でペースト状にバラストは、ベタ付くこともなく、ヘラで簡単に線路周りに盛ることができます
 一応、バラストを盛る範囲を設定するために、細い木の角棒やプラ角棒を事前に接着してあります

 

 ペースト状になったバラストは、ヘラで簡単に均せるので、佐官工事のように平らになります

 

 ただ、ヤマト糊を使用したペーストは乾燥するまで1日は置かなければなりません
 乾燥すると、ツヤ消しのバラストになります 少しハミ出た部分はヘラで削れば除去できます

 

 この後、次回は高架橋の工作になります


  
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