1/144航空自衛隊基地ジオラマ#42(6階建生活隊舎#2)
  
                                                              2021年 4月 25日更新

 航空自衛隊基地内の生活隊舎の組立です。
 ペーパーキットが学校の校舎なので教室の窓2つ分で一つのブロックになります。
  31個もの部屋ごとに組み立てたブロックを合体させて、6階建ての建物を造ります。
(リニューアル後の製品は3階で一つのブロックになっているので、ブロック数はだいぶ減って11個で組み立てられますが)

 素材が紙なので、塗装したり、接着の影響で部屋ごとのブロックに反りが生じたので、31個のブロックを接着しても、若干の隙間が出てしまいます。

 
 
 でも隙間がとても目立ちますが、リカバリーの方法は実物の建物を参考に雨樋を隙間部分に合わせて貼り付けます。
 雨樋はEvergreenの1.5mmプラ丸棒を塗装して接着しました。

 

 31個ものブロックを組み合わせて6階建の建物を組み立てるのは無理が生じますが、改良された同じ製品では

 

 モデルにした小松基地の生活隊舎は製作した物よりも、規模が大きく奥行きがあります。
 また側面の壁面の各階に出窓部分があり、けっこう複雑な形状をしています。

 


 飛行場灯台

 飛行場灯台とは、上空を飛行する航空機に飛行場の場所を示す灯台になります。生活隊舎のペントハウスの上に、飛行場灯台を設置します。
白と緑の灯火を交互に照らします。
 小松飛行場のように海岸線に近い飛行場の飛行場灯台は、船舶からも見えるので海上保安庁作成の海図(水路図誌)にも掲載されています。

 飛行場灯台とは別に航路灯台というものがありました。これは航空路を示す灯台で、白と赤の灯火を照らします。この航路灯台は電波による位置特定の技術が発達したために、航路灯台は廃止されました。
 


 この建物のペントハウスに飛行場灯台を設けたいのですが、建物が大きすぎて下から見ることが出来ません。

 

 飛行場灯台の実物は成田市の航空博物館の展示品を見に行かなければなりませんが、COVID-19の影響で不要不急の外出も出来ないので、小松飛行場の飛行場灯台の写真を参考に製作することにします。

 資料とするのは小松空港のターミナルビルの展望デッキから、航空機を撮影したものの中に滑走路の向こうに小松基地の生活隊舎が映っている写真があったので、それを拡大して資料としました。

 

 Googleの画像検索で飛行場灯台を見てみると、両面にレンズが付いた2灯式と、4面にレンズの付いた4灯式があります。
 今回製作するのは、自衛隊の飛行場などでよく見られる2灯式です。

 ライトの部分はEvereGreenのプラパイプとプラ丸棒を使用します。
 レーザーソーで切断して、灯台のライトらしくします。
 レンズ部分は1/144の駆逐艦キットの探照灯のレンズを使用しました。

 

 ライト本体をオレンジ色で塗装し、レンズ部分は白と緑なので、白の部分はそのまま。緑色の面は、レンズの裏側からクリア・グリーンを塗りました。

 

 ライトを置く台は、TOMYTECのジオラマコレクションの火の見櫓のパーツを使用しました。

 

 小松基地の写真を参考に高さを決め、台の手摺りは火の見櫓のものではイメージが合わないので、FALLERの手摺りのパーツをカットして接着しました。

 

 台をアルミシルバーで塗装しました。
 小松基地の写真を参考に、避雷針と黄色い箱の付いたポールを立てました。ポールにはプラ角棒をフラットイエローで塗装しました。この黄色い箱がスイッチボックスかヒューズボックスかは判明しません。 これが何か、まさか航空自衛隊に問い合わせをする訳にはいきませんから・・・

 

 これで生活隊舎を完成としますが、小松基地の写真を見ると屋上に生活隊舎につきものの物干場(洗濯物干し)があるようなので、後日、物干場を造る予定です。

 

 航空自衛隊基地ジオラマには、まだ建物が少ないように感じます。

 

 この後は基地に格納庫をもう1棟、建てたいと思います(^_^)

 


 

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