1/144航空自衛隊基地ジオラマ#40(F-toysのブルー・インパルス)
2021年 1月20日更新
PLATZ=F-toysから1/144のF-84、T-2、T-4の歴代ブルーインパルスがそれぞれ6機セットで発売されました。
今までT-4がTOMYTECから発売されるのを熱望していましたが、かなうこともなく技MIXシリーズはフェードアウトしてしまいました。
購入したF-toysのブルーインパルスはもともと食玩で発売されていたものを6機1セットにしたものです。
組み立てるのは、脚が3本、車輪カバー4枚、燃料増槽2本、エンジンノズル2本、ピートー管を取り付けです。
キャノピーは付いていますが、食玩なので当然のごとく、開閉の選択はできません。
デカールは3パターン用意されていて、
1.2011年の頃
2.2020年5月29日 東京都心上空で、医療従事者のために6機で2回に渡る編隊飛行を行ったとき
3.2020年3月20日 松島基地に東京オリンピックの聖火到着式で編隊飛行した12機分
と、ユーザーが選択することが出来ます。
航空祭の花は、ブルーインパルスです。ブルーインパルスが来ると航空祭の来場客が増え、ブルーインパルスの人気の高さを証明しています。
2016年8月 千歳基地
でも自分は、ブルーインパルスが展示飛行を行っている写真はほとんど撮らないで、地上に並べられている写真を多く撮ります。
2018年8月 松島基地
技MIXからブルーインパルスが発売されるのを願って、ブルーインパルスの整備風景を参考にするために撮っていました(^_^;)
2018年12月 那覇基地
F-toysのブルーインパルスは出自が食玩なので出来はTOMYTECの技MIXシリーズのレベルとはほど遠く、技MIXシリーズと比べたら食玩なのでパーツも少なく、組み立ては簡単ですが、機体や翼は隙間だらけで、技MIXの精度には到底及びません。
塗装も白地に青のストライプがなされているだけです。
塗装は境目で、にじんでいます。日の丸や様々な表記もデカールを貼ることになります。
F-toysのデカールは貼りやすく、貼り終わるとT-4が見違えるほど良くなります。
T-4はエンジン始動時には電源車が必要なので1台ずつ並べます。
キットは6機セットですが通常予備機の7番機も並べたいので、もう1機調達したいところです。
2018年7月千歳基地
T-2のキャノピーは複座なので長さのあるキャノピーが右側に開きます。ラダーも独特の形状です。
2018年7月 千歳基地
F-ToysのT-4のキャノピーをオープン状態にするには、キャノピーを2つに切断するしかなく、透明なキャノピーを切断するのには、レーザーソーで切断することになりますが、ひび割れしそうなので切断する勇気はありませんでした(^_^;)
技MIXからT-4ブルーインパルスが発売される夢を見ながら、今回の作業を行いました。
出来れば、こんなシーンのジオラマも造りたかったです。
3Dプリンターによる1/144のブルーインパルスのパイロットと、整備員の人形が発売されましたが、ラダーがあってもキャノピーをオープンに出来ないと、、この人形のセットも宝の持ち腐れになってしまいます。
自分だったら航空祭のシーンではなく、整備風景のジオラマを造ろうかと思ってました。
2020年はオリンピックイヤーで、様々な場所で活躍するはずだったブルーインパルスでしたが、COPID-19の感染拡大によって、2020年度はすべての航空祭と、ブルーインパルスが展示飛行を行う大規模イベントが中止となりました。
そんななか、サンダーバーズやブルーエンジェルスなどの、世界のアクロバット飛行チームが医療従事者を励ますための飛行展示を実施しました。
ブルーインパルスも2020年5月29日に、東京都及び神奈川県上空で2回編隊飛行を行いました。
この飛行を批判する人もいましたが、多くの人々がブルーインパルスの医療従事者のための飛行を見て、喜んでもらい、何よりも多くのCOPID-19に対応している医療従事者が空を見上げることによって励まされたと言っているので、良かったんだと思います。
この飛行以後、ブルーインパルスも益子美恵の登場機会も増え、多くのタレントが体験飛行を行い放送されました。(T-4のエンジンの問題で、最少は6機から4機という状態になりましたが・・・)
大勢の観客が集まる展示飛行を行えなかった1年間でしたが、良き広報機会に航空自衛隊は恵まれました。
歴代のブルーインパルスの思い出としては、一代目のF-86F主力戦闘機(1960年−1981年)はうっすらとした記憶しかありませんが、一番迫力がありました。
低い高度での演技で、観客の頭上を飛行したり、滑走路上を超低空飛行すると観客がカラースモークを浴びて、たっぷりと観客がスモークオイルの臭いを嗅がさせられるというほど、観客の近くで展示飛行を行っており、よく事故が起きなかったなと感心するばかりです。
2代目のT-2超音速高等練習機(は、機動飛行を行うのには機動性が悪く、エンジンのパワーも弱く(F-1支援戦闘機も同様の欠点を抱え、支援戦闘機としては短命に終わりました)、F-86F時代よりも飛行高度も高く(1982年の浜松基地での墜落事故でさらに飛行高度が高くなり)迫力がなく、旋回半径も大きく、一つの演技が終わると一度観客の視界からしばらく消えてから再登場するので、演技が間延びしたものになりました。
3代目のT-4練習機(1995年−現在)は、第11飛行隊として独立したアクロバット飛行専門の飛行隊となり、低騒音で(迫力がないという人もいるが)、機動性も良く、4機と2機の6機で行う展示飛行の科目は、科目と科目の間が短く、常に観客が飛行しているブルーインパルスを見ることが出来るので、T-2時代よりもキレのある展示飛行で多くのファンを獲得しました。
自分が好きなのは、最後の演目のコークスクリューで、背面飛行を行う5番機の周りを、6番機がバレルロールを行いながら、コークスクリューのように3回旋回するもので、初めて見たときの感動は忘れられません。
恐らく、これからの1年間も航空祭の開催も難しく、ブルーインパルスの展示飛行を実際に見る機会もほとんどないでしょうが、COVIC-19の感染が収束後には、再び日本の空で多くの人を喜ばせてくれることを祈ります(^_^)
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