1/144航空自衛隊基地ジオラマ#30(F-15を増強)

                                          2016年12月2日更新    

 今年の9月に小松基地航空祭に行きました。
 小松基地は第303飛行隊・第306飛行隊と飛行教導群とF-15が配備されている飛行隊が3個もあります。F-15がやたらといる航空祭でした。

 

 航空祭といえば航空祭用の特別塗装機です。技MIXでは特別塗装機が多くの種類も発売されています。
 会社として力を入れているのか今まで技MIXのF-15シリーズは架空機も未塗装キットも限定品を含めて46種類が発売されていますが、その中で特別塗装機は12種類も発売されています。
 
 

 通常の制空迷彩の306飛行隊のF-15J。IEWS用のアンテナフェアリングがインテーク上にあるので形態二型に改装されている機体。
 特別塗装機よりも、制空迷彩の施された機体の方が実戦的で精悍さを感じられるので、こちらの方が好きです。よほど気に入った特別塗装機外は購入しません(^_^;)
 でも、技MIXにおける通常塗装機は46種中(2016年現在)、わずかに8種類。少数派です。

 

 アグレッサーこと飛行教導群のF-15DJ。
 2016年の6月に新田原基地から小松基地に移転してきた部隊です。

 

 技MIXでもアグレッサーの発売には熱心で46種中、9種類ものアグレッサー塗装機を発売しています。
 ただ残念なのは、アイランと呼ばれる大がかりな定期整備が終わると塗装色やパターンが変更されるので、製品として発売されているのは過去の塗装ばかりです(^_^;)
 技MIXから最新の塗装も発売して頂けたらと祈ります(^_^)

 

 アグレッサー塗装機は、F-15の機体に耳なし芳一の呪文のように多数書かれている「踏むな」などのコーションマークを避けて迷彩塗装してあるので、無塗装機を自分で塗装するのは非常に厳しく、塗装済みキットである技MIXは複雑な塗装の工程を省けるので、存在価値は非常に高くなっています。 

 

 そんなF-15だらけの小松基地を訪れたので、この航空自衛隊基地ジオラマにもF-15の列線を再現してみたいと思いうようになりました(^_^)

 


 今まで、2015年までの百里基地の部隊をジオラマに並べていました。

 2016年8月に新田原基地に移動した第305飛行隊(F-15,T-4装備)
 これにより百里基地にF-15戦闘機部隊はいなくなりましたが、何年か後にはF-35が配備された小松基地などからF-4が引退した後に、F-15の飛行隊が移ってこないかなと期待しています・・・

 
 
 F-4EJ改とT-4を保有する第302飛行隊。この飛行隊もF-4EJ改が減耗して次々に退役していくので、いずれは機種改編か解体の予定です。
 
 

 偵察飛行隊の第501飛行隊。RF-4JとRF-4EJが老朽化して次々に退役しています。F-15を偵察機にとの話もありましたが、偵察ポットの開発が頓挫したことによりこの話はなくなりました。偵察任務は無人機でということになったので、数年で解体される予定になった飛行隊です。個人的には大好きな部隊なのですが、迷彩のファントムの姿を見られるのもあとわずかの期間です。

 


 これらのF-4。RF-4などの8機を一時的に撤去して、F-15戦闘機を並べてみます。
 そのためには8機分、F-15を組み立てないとF-15がずらりにはなりません。
 技MIXの前身である食玩の「ミッドナイトイーグル」シリーズの第303飛行隊のF-15は4機ありますが、これはオープンキャノピーになっていないので使えません(^_^;) やっぱりエプロンに並べるのにはオープンキャノピーにしたいです(^_^;)

 こういうこともあろうと、F-15の通常塗装のキットも4機分ストックしてあります。第1弾の第201飛行隊のF-15Jが2機、第2弾の第305飛行隊のF-15DJが2機ありました。

 その後、流通在庫を探してみると、第2弾の製品ですが再販されたお陰で小松基地 第306飛行隊のF-15DJが2機分確保できました。
 足りない分に関しては、機番と垂直尾翼のデカールが手に入れば、様々な部隊の所属機に出来るキットを使います。

 一つは飛行開発実験団(岐阜基地)UAV搭載機です。
 再販されたこともありますが、戦闘機部隊の機体ではないので探せば店頭で見かけることが出来ます。

 

 使用するデカールはMYK DESIGN DECALS航空自衛隊 三菱 F-15J/DJ部隊マーク&シリアルナンバー#1を使用します。

 

 デカールはキットの飛行開発実験団のマークよりも、デカールの第306飛行隊のゴールデンイーグルのマークの方が大きいので問題なく使えます。

 
 
 もう一つは78年度調達機体(岐阜基地他)です。
 このキットは航空自衛隊がF-15の配備を始めたばかりの極初期型のキットで、単座のF-15Jと復座のF-15DJの両方のコックピットとキャノピーが入って両方造れるキットです。

 

 機番のデカールはJ型DJの初期型が両方で23機分あります。、垂直尾翼の部隊マークも、航空実験団、飛行開発実験団、2000年に解体した新田原基地の第202飛行隊の埴輪マーク、浜松基地第1術科学校教材用の機体のマークも入っています。
 またアイリスアイリスカバーの付いたエンジンノズルもオプションで入っており、様々な形態の機体が造れるお得なキットです。

 

 ただ機体の塗装が少し異なっており、他の戦闘機部隊の機体は全体的に少し薄汚れた感じでグレーが暗い色調ですが78年度調達機体は新しい機体のように、グレーが明るい色調になっています。また、機体上面の「踏むな」などのコーションマークの位置も異なっています。これはじっくり見ないと判らないので、細かいことを気にしなければ問題はありません(^_^;)

↓(左側)通常の戦闘機部隊のキットの上面 迷彩がくっきり       78年度調達機体(右側)↓ 制空迷彩が塗装したてのように少しツヤがある
 


 市販のデカールは、技MIXの部隊マークよりも少し大きく明るくなっています。
 
 

 F-15を管制塔と格納庫の前に12機も並べられるのも、1/144だからこそです。これより小さいスケールだと1/200が自衛隊機も機種も部隊のバリエーションも技MIXの1/144よりも豊富にあります。 が、しかし、オープンキャノピーにはならないので、技MIXの方がいい(^_^) こんな出来のいい管制塔も発売しているし。
 
 
 
 しばらくは制空迷彩のF-15を列線に並べ楽しむことにします(^_^)
 


                                                                       

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