1/144航空自衛隊基地ジオラマ#25(亀有公園前派出所を空気室に#1)
2016年7月29日更新
まだ、飛行隊舎が完成に至っておりませんが、新しい建物を一棟建築します(^_^;)
航空自衛隊の航空基地には、管制塔、格納庫以外にも多くの建物があります。
試しにGoogleMapで見てみると、大小さまざまな形の建物が建てられています。
百里基地
新田原基地
そして小松基地の旧管制塔付近
ジオラマとして造ろうと思う、建物が多く建っています。
その中で、今回は小さな建物を造ります。
2015年の9月の小松基地の航空祭で小さな建物を見かけました。
第306飛行隊隊舎の後ろにある「空気室」という建物です。
この「空気室」がどのような建物か判りませんが、「集中空気源」との掲示があることから、基地建物の空調関係の空気を集中的に行っている建物かもしれません?
もし9月に小松基地航空祭に行ったら、よく見てきましょう・・・
この建物を造ってみようと思い、似た鉄道模型用のストラクチャーがあるかと探してみると、最近KOBARUから発売された亀有公園前派出所のキットがあります。
キャラクターものの製品で、人形も、こち亀フィギュアとして4種類も発売しいるくらい、同社としては力を入れたシリーズとなっています。
ただしフィギュアはダイキャスト製で、残念ながら造形は大変甘く、Preiserの人形と並べてレイアウトには置くことが出来ないレベル(>_<) 外注先は1/144のミリタリー系の人形を制作している会社でしょうか。
そんなKOBARUの公園前派出所のキット、出来は想定外のものでした。最近は想定外というと悪い意味で使われることが多いのですが、今回のキットは想定していたのよりもかなり出来のいいキットです(^_^)
KOBARUも今まで、プラスチックのプラスチックのインジェクションキットを発売していましたが、ビーチパラソルや浮き輪などの造形を見ると、甘いものもありましたが、この派出所(交番)のキットの造形はシャープで、ランナー内のパーツ割もプラモデル専業メーカー並みにデザインされていて、良き外注先の手によるものです。
おまけに、派出所内外のアクセサリーパーツが豊富で、ディスク、椅子、ロッカー、流し台に電子レンジなど、室内の備品も豊富に盛り込まれています(^_^)
付属品は、掲示物や畳などがプリントされたシールで、KOBARUの得意なエッチングパーツは付属していなく、窓の格子などもすべてインジェクションで再現してあります。
組立説明書もカラー写真がふんだんに使われています。
このキットのパーツを見ていると、定価1,500円(税抜)というのは、鉄道模型のストラクチャーとしては安く感じます。
最初に塗装することに備えて、ランナーに付いたままグレーサーフェーサーを吹きます。
外壁の塗装は組み立てからエアブラシで行うので、仮組みしてみます。
仮組みは、接着剤をほんの少しだけ付けて、屋根&天井のパーツに接着していきます。
ただ、このキットは派出所の正面のドアは4枚の内、真ん中の2枚が開けられた状態になっています。
漫画の中の公園前派出所では真ん中の2枚は常に開けられている状態で描かれているし、せっかく建物内部も再現しているキットなので、扉は開けた状態で組み立てるようになっています。
しかし、これでは巡回連絡中の不在交番の姿には再現できないので、おまけパーツとして扉を閉めた状態のパーツが入っていればありがたかったです。
とりあえず、自衛隊の機械室を造ろうと思っているので、扉は湿っている状態にしたいので、正面扉の透明パーツは裏返しにしてサッシのモールドのない平面な側を表にして接着します。そしてサーフェーサーを吹きました。
建物の外壁をエアブラシで塗装します。
塗料は、今までの基地内の建物はファレフォAirのダックエッグ・グリーンで吹いていましたが、今回はそれよりも緑の色が濃いペール・グリーン(PALE GREEN)を半分混ぜたものを吹いてみます。
エアブラシ用には塗料を溶剤で希釈しなければなりませんが、最近、希釈不要のファレフォAirを愛用して手間を省いています(^_^;)
正面の扉は、プラ板を使って観音扉にしたいと思います。
外壁の塗装が終わったので、次回は窓のサッシや窓ガラス、他の細部の塗装に移りたいと思います(^_^)