1/144航空自衛隊基地ジオラマ#23(格納庫周辺のライン引き)

                                          2016年4月22日更新    

 いろいろと航空関係のアクセサリーを並べていく前にやらなければならないのが、地面完成させることです。
 今回は格納庫周辺にラインや表記を加工していこうと思います。

 

 私は他にも鉄道模型のレイアウトや民間空港のジオラマも製作していますが、地面のラインや表記、歩道の点字ブロックなどは、人一倍気にして施工する方です(^_^;)
 
 そんなレイアウトやジオラマの地面の表記にやたらこだわるメーカーもあります。
 KOBARUで最近、道路用にこのようなインスタントレタリングのシートを発売しました。 

 

 自分の鉄道模型レイアウトの道路や地面の表記は、すべてパソコンのワープロソフトと作画ソフトで作成しているので、鉄道模型の方は使いませんが、こちらのジオラマで使おうかと思います。

 格納庫の入口周辺にラインが引いていないと寂しいので、この周辺のライン引きから始めます。

 

 格納庫周辺には、航空機を牽引するときに使うマーカーやラインが数多く引かれています。

 

 格納庫周辺には車輌や消火器などの装備品を置くスペースまで、自衛隊らしく律儀にラインが引かれています。

 


 最初に、駐車用のラインを格納庫前に引くことにします。単純な長方形の形に引くので、そんなに難しくはありません。
 今まで、このジオラマでのラインはICテープの1oか2oのものを使用していましたが、ICテープだと厚みが目立ったりするのと、時間経過で剥がれたり、浮き上がってくるので、インスタントレタリングでラインを描きます。

 長い線のインレタはKOBARUのインレタにはないので、津川洋行の鉄道模型レイアウト用のインレタを使用します。

 

 最初に定規などを活用して、ラインを引く下書きを鉛筆で書き入れます。

 

 長い白い直線のインレタシールを30oの長さに切り、下書きに合わせて駐車場のラインをバーニッシャーを使って貼っていきます。ラインは簡単に転写出来ました(^_^)

 

 自衛隊は車輌の駐車場所には白線を引きます。陸上自衛隊はミリミリ主義で関心するくらい横にミリ単位の誤差で一直線に車輌を駐車しますが、航空自衛隊もそれほどではないにしろ、きっちりと車輌を駐車します。
  
 よく見ると、さんけい みにちゅあーとのペーパー製の機体整備格納庫、造ってから1年も経っていないのに、反って歪んでいます(>_<) この格納庫のキットは以前の同社ペーパーキットよりもペーパーが厚くなって、反りや歪みとは無縁かと思っていましたけれどダメでした(>_<) 同じペーパーキットのフローベルデ、パーミル、エムズクラフトのペーパーキットのストラクチャーは歪とは無縁なのですが・・・ ちょっと困った問題です(>_<)

 

 百里基地の格納庫の可動式の扉のレールの内外に、黄色のラインが引かれています。

 

 同じく百里基地の第305飛行隊の格納庫には黄色いラインの間にライトグリーンの色が入れられているので、これを参考にします。

 

 同じく、Kobaruのインレタに通学路の路面標示があり、少し百里基地の色とは違いますが、このグリーンのラインを2枚横に並べて扉のレールの場所の表示としようと思います。

 
 
 大きめで長いインレタなので、ズレないようにマスキングテープで固定してから、バーニッシャーで擦ります。

 

 擦り終わって、シートを剥がしてみるとほとんどが地面に貼り付かずに見るも無惨な姿に・・・・
 それに、なかなか付かないので、いつもより強めにバーニッシャーで擦りつけたので、下のスチレンボードの地面が少しへこんでしまいました(^_^;)

 

 地面はスチレンボードで、その表面をグレーサーフェーサーで吹いた上に、エアブラシでウエザリングをしているので、かなりザラザラしているので、インレタが付きにくいのかもしれません(^_^;)
 とりあえず、失敗したインレタをセロファンテープを使って除去して、仕切り直しです(^_^;)

 





 


 インレタを使うのは失敗しましたが、立ち直りは早いほうなので、他の方法で地面にラインや表記を描くことにします(^_^)

 ここは鉄道模型の都市型レイアウトでやったパソコンのワープロと作画ソフトを使って、地面のラインや表記を描いていきます。この方がインレタにないものも描けるし、インレタをいちいち貼るよるも早く作業することが出来ます。遠回りしてしまいましたが、最初からパソコンでやればよかったです(^_^;)

 最初は、パソコンでラインや文字を入れて、実際のジオラマに置いて位置合わせをします。

 

 位置が合えば、いろいろと文字やラインを引いていきます。

 格納庫の中にはいろいろと、ラインやマークが記されています。

 
 

 ラインの表記は航空祭で調べた小松基地と百里基地に引かれたラインと表記を合わせた感じで作画しました。両基地の違いは、雪の多い小松基地はラインも派手、雪なんか滅多に降らない百里基地は地味なラインになっています。
 それと、同じ基地の格納庫でもラインの引き方や色も異なるので、小松基地と百里基地で見た格納庫のいいとこ取りで、ラインや表記を描きました。

 

 格納庫や駐機場で目立つのが、排水溝のグレーチングです。
 自衛隊の飛行場でも、民間の飛行場でも、飛行場は広いだけに排水のための設備として排水溝が目立ちます。飛行場は真っ平らなところですが排水のために、わずかに傾斜が付けられて、雨水を排水できるようになっています。自分自身、2年前のゲリラ豪雨で自家用車が水没してしまったので、排水には人一倍気になります(^_^;)(入っていて良かった車両保険)
 これも作画で再現します。

 

 百里基地の格納庫内の写真を参考に、格納庫内の床にラインを多数引きました。
 完成したものをB4のコピー用紙に印刷して、スプレー糊を裏側に吹いて貼り付けました。

 
 
 機体なども並べてみます。さんけいの機体整備格納庫は、5,6機くらいしか格納できない小さなものですが、ジオラマなのでご勘弁を(^_^;)

 

 格納庫の中は暗くて良く見えないので、一生懸命ラインを引いたり、アース専用のアース端子などは引いてもしょうがないと思っていましたが、写真を見ると以外に中が見えます(^_^;)
 アース端子は省略しなければ良かった(^_^;)

 

 今回から、背景画は箱庭技研のジオラマシート [FREE 空背景セットに変更しました。

 

   


                                                                             

                            航空自衛隊基地ジオラマのINDEX