1/144航空自衛隊基地ジオラマ#19(Preiserのパイロット&グランドクルーの人形#1)  

                                        2015年12月22日更新     

 いよいよジオラマに人形を置くことになります。鉄道模型のレイアウトやジオラマでも人形を置くと、一気に生活感が溢れますので、航空自衛隊基地のジオラマも人形を置くと、活気あるジオラマに変貌すると思います(^_^)

 そもそも航空自衛隊の駐機場のジオラマを造ろうと思ったのは20年以上も前のことで、ハセガワの1/72U.S.PILOT/GROUND CREW SETで(1/48もあります)、14体の人形と共に地上機材がセットされているものです。
 昔このキットを購入しましたが結局、造ることもなく長い間、保管したままになっています(^_^;)

 
 
 そんな航空自衛隊基地ジオラマを造るきっかけになったのが、技MIXの管制塔のキットと、駐機場ベースです。
 駐機場ベースは、リアスさから箱庭技研のジオラマシートに変更しましたが、1/72から1/144に転向したおかげでスペースが1/4になり、12機以上もの航空機を並べるジオラマを造り始めることが出来ました。技MIXに感謝です(^_^)


 さて、ジオラマに使う人形ですが、技MIXの推奨はTOMYTECの情景コレクションのザ・人間 自衛隊の人々ですが、これはザ・人間 現場の人々の塗り替えに過ぎず、前にも書きましたが、自衛官が首にタオルなんぞかけて作業はしないので、自衛官らしくありません(^_^;)


 今回ははPreiserの1/144Pilots,ground crew.Federal German Air Force/NATO.の人形セットを使います。
 パイロットとグランドクルーの18体セットです。

 

 パッケージにあるように、西ドイツ空軍がF-104GとF-4Fがあるので、その当時の服装の人形が入っています。古い人形セットですが、今でも売られています。これはドイツから取り寄せました。
 現在の航空自衛隊の服装と違うところがありますが、塗装でカバーしたいと思います(^_^;)

 

 ありがたいことに、この人形セットは無塗装なので、航空自衛隊の服装に塗装していきます。
 難関は、航空自衛隊の新デジタル迷彩服ですが、なんとかなるでしょう(^_^)
 1名だけコートを羽織った人形があり、これは季節が合わないので、これを使わないことにして17体の人形を塗装します。

 

 最初は、下地塗装ということで。タミヤのプライマー入りのグレーサーフェーサーを吹きました。

 

 次に顔と半袖の人形の腕をフレッシュで塗り、パイロットのフライトスーツと旧型の整備服の青緑色を、実物の整備服を色見本にして濃緑色(零戦などの旧海軍機色)を塗りました。自衛隊のフライトスーツと同色のベストを着ているので塗装は楽です。(下半身に付けるGoogleマップのスーツは米軍と同じ色なので、やや違いはあります)
 
 また、新型デジタル迷彩服の下地のグレーは、このグレーサフェーサーの色をそのまま使います。

 

 新型デジタル迷彩服は、下地のグレーを含めて、正確な色の名称は判りませんがグレー、ダークグレー、ブラウン、ブラック、グリーンの5色を使い、グレーの上にデジタルピクセルパターンで4色が色が載っています。 
  (写真は下が旧型の整備服、上が新型のデジタル迷彩服)
 

 デジタルピクセルパターンは非常に細かいもので、たとえ1/35の人形でも、この迷彩パターンを描くのは困難ですが、1/48、1/72よりもさらに小さなスケールの1/144の人形にデジタルパターンを描くのは不可能なので、ここは割り切って、ドライブラシに似た技法でデジタルパターンを描いていきたいと思います。

 もう消耗してもいい面相筆に、タミヤエナメルのフラットブラウンを載せてティッシュペーパーで軽く拭き取り、ブラウンのドットを載せていきます。

 

 次にフラットグリーンを面相筆で載せて行きます。

 
 
 最後に、ダークグレーを色調を整える意味もあって、面相筆で載せて行きます。残りの色としてブラックがありますが、これはあえて、やらないことにしておきます。

 服装の塗装が終わったら、フラットブラックでブーツと髪の毛を塗ります。
 全員がはめている手袋は、米軍と違い、個人個人の私物もあるので、フラットホワイト、フラットブラック、グレー、オリーブドライブ等で塗ります。

 帽子が問題で、Preiserの人形は無帽か略帽を被っています。航空自衛隊の場合は(2015年10月現在では)ほぼ、部隊識別帽を被っています。
 識別帽はベースボールキャップ型で、ツバ有りの帽子です。 人形の頭の上半分を切り取り、他のツバ有り帽子を被った帽子の部分だけ切り取って、接着しようかなと思います。

 




 塗装が終了した人形を置いてみます。

 やはり、人形を置いていないとジオラマに活気がない(^_^;)

  

 最初に、F-15Jイーグル戦闘機の発進作業を行う整備員を4名。(F-15のパイロットは技MIX付属の人形です)

 

 第305飛行隊のF-15イーグルがエンジンを始動中。右エンジンが始動しエアインテークがダウン状態になり、続いて左エンジンを始動するところ。
 パイロットに合図を送る整備員は、上半身は飛行隊のロゴマーク入りのT-4用のシャツ、下は新型デジタル迷彩服を着用。
 本当は、もう少し機体から離れて立っているのですが、ジオラマのスペースの関係上、機体に近い場所に立っています(^_^;) 、

 

 もう1人の整備員はエンジンの始動中は、消火器を持ち万が一に備えています。

 


 もう1機は、両方のエンジンが始動しているので、エアインテークは両方ともダウンして、キャノピーも閉じられています。
 1人がREMOVE BEFORE FLIGHTのタグの束を高く掲げて、セーフティピンはすべて外している状態を、パイロットに知らせています。
 (主脚のタイヤが曲がっているのは、いけません(>_<) 後で直しておきます(^_^;) ) 

 

 ただ、写真を見るとツバ付の識別帽を被らせてないと、どうも自衛官らしくないので、識別帽を被らせることにします。
 一応、第305飛行隊の識別帽の色、フラットブルーを頭に塗っていますが(^_^;)


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