1/144航空自衛隊基地ジオラマ#17(3Dプリンターのラダー&車輪止め)
2015年12月13日更新
航空基地ジオラマのエプロンの地面が出来て、F-15、F-4、RF-4Eなどの航空機を並べました。
まだ航空機と建物しかない状態では、 鉄道模型のレイアウトだとしたら、線路と道路と建物しかない状態で、活気を与えるために、街に自動車や人形を置きたいとところです。
航空自衛隊基地ジオラマとしては、牽引車、電源車、燃料給油車などの車両や、整備員などの人形、そしてエプロンに駐機中の航空機の横に必ず置いてある航空用消火器やラダー、脚立などを置きたいと思います。
技MIXから、燃料補給車や牽引車が発売されるというアナウンスがあり、2016年1月の発売予定なので、あと1ヶ月ほど。
それらの製品の発売を首を伸ばして待っていまして、ようやくジオラマに地上支援車両を置けそうです。
ただ、技MIXから発売がアナウンスされているものの中には、航空自衛隊の駐機場の情景になくてはならないものの、いくつか洩れていますのでそれらを3Dプリンターを使用しているガレージキットメーカーのキットものを使います。
DAMEYAから発売されている1/144航空系ディテールアップパーツシリーズで、F-4、F-15、F-2そしてSu-27フランカーなどの乗降用ラダーを始めとするアクセサリーセットで、駐機場のシーンや航空祭の地上展示のシーンが再現できるパーツのセットです。
マニアが企画して造っているので、なかなか細かいところまでマニア心をくぐられるキットです。
最近、Amazonでも取り扱うようになったので買いやすくなりました。
今回は、1/144 F-4 ラダー&地上展示セットと1/144 F-15 ラダー&地上展示セットを大量購入してジオラマに投入します。
私は3Dプリンターで製作されたキットを造るのは初めての経験なので、手探りの状態で製作を開始します(^_^)
3Dプリンターで製作しているので、コストの兼ね合いかプラスチックのインジェクションキットとと違って、パーツが密集して小さくまとまっています。
ボーディングラダー、車輪止めチョーク、脚立、消火器(2タイプ付属)、バリケード、三角コーン&バー、安全ピン(これは説明書に印刷しているものを切り抜く)などがセットされています。
半透明の樹脂製なので、このままでは塗装出来そうもないので、説明書にはプライマー吹きが推奨されていますが、タミヤのプライマー入りのグレーサーフェーサーを吹きました。
パーツがぎっしり詰まっているので、四方八方からサーフェーサーを何回か吹きます。
これから個別のパーツの塗装に入りますが、密集している状態では塗装しずらいので、パーツの塊をニッパーで切り崩します。
3Dプリンターで造られたパーツは、プラスチックのインジェクションキットに比べたらかなり脆いので、注意が必要です。
一部のランナーを付いたまま残して、残したランナーを逆動作ピンセットで挟んで塗装作業を行います。なにしろ1/144なので非常に細かい部品になっています(^_^;)
非常に細かい部品ゆえに、本来ならばエアブラシを使って塗装すべきなのですが、気軽な筆塗りで行いました(^_^;)
そのかわり、塗料は薄くして塗装皮膜が厚くならないようにしました。
最初に乗降用のラダーを取り付けました。
ラダーは1箱1,000円(税込)に1機分しか入っていないので、機体の数だけラダーセットを買うことになります。
パーツは、今まではエッチングでなくては再現できないような細かさで、レジンキットのようなバリもなく、サーフェーサーを吹いたら塗装も楽ですが、ただし、脆いので、取り扱いは要注意です。細かいだけに指先で触れただけでも折れてしまう可能性があるので、ピンセットで慎重に取り扱います。
取り付けには接着剤を爪楊枝の先に付けたものを、少しだけ付けて貼り付けました。
ラダーの塗装は基本的にグレーブラックで塗りました。
F-4用のラダーの一部は、フラットイエローで塗りました。この色のラダーは古いものなので、減耗すればグレーブラックのラダーと交換されると思います。
ただ、隊員がラダーを軽々と持ち上げているので、アルミ製らしく、長持ちするのでイエローのラダーもまだまだ残っているかと思っていたら、最近では新しいものに更新されていてあまり見なくなりました。
ブルーインパルス以外に特別な色のラダーを百里基地航空祭で見ました。
RF-4ファントム偵察機の洋上塗装機で、航空祭の目玉になっていました。この機の前輪の部分に置かれているのは、機体と同じブルーに塗装されています。
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ラダーを取り付けたら、車輪止めです。
航空自衛隊の車輪止めは、合成樹脂のも導入されつつありますが、木製の重い車輪止めが主流です。
写真で比べてみると、主脚用よりも前輪用の車止めは、一回り小さなものになっています。
ブルーインパルスで使用している車止めは、合成樹脂製のもののようで、大きさも小さく色も自由で、ブルーインパルスの名入りのものを使用しています。
車輪止めの塗装は本体をフラットイエローで。ロープ部分はフラットホワイトで塗装しました。
実物の車止めはロープ部分は大変汚れていて、グレーっぽく見えます。ただ、ジオラマでグレーっぽく塗ると車輪止めが全く目立たなくなってしまうので、あえてフラットホワイトで塗ります(^_^;)
実際の航空自衛隊では、駐機場において車輪止めは主脚のみで、前輪には車輪止めをしていない例が多々見られますが(格納庫の中では前輪にも車輪止め有り)、ジオラマで駐機させるマーカーの意味で、前輪にも車輪止めがあるようにします。
前輪の車輪止めは、ジオラマシートに描いてあるマーカーを参考に位置決めして、接着剤で貼り付けました。
後輪用の車止めは、ジオラマシートに貼り付けず、航空機の後輪の方に接着します。
そうすれば、前輪用の車輪止めは航空機を置く位置決めに使うマーカーとなり、後輪に車止めを接着した航空機を置けば駐機状態を再現できます。
このやり方だと、機体の大きさの違う、F-4やF-15、F-2などを並べることが出来ます。
次回は消火器やハシゴなどを並べたいと思います(^_^)