1/144航空自衛隊基地ジオラマ#5 (技MIX管制塔の制作#3 完成)
2015年 6月 2日更新
前回は管制室を組み立てて、管制塔を完成させます。
管制室は管制塔の頭の部分にあたる重要な部分で、エッチングパーツも多く使用するので、時間が費やされる部分です。
最初に手摺りの部分をエッチングパーツで組み立てます。
切り取った手摺りの長いパーツを、説明書の実寸図に合わせて、エッチング用プライヤーを使って曲げていきます。曲がる部分には切り込みが入っているので、指で曲げても十分きれいに曲げられます。
曲げたエッチングの手摺りパーツを管制室のベースに接着しますが、瞬間接着剤を差し込む脚に付けてから、接着すると全部を差し込む前に接着剤が乾燥してしますので、エッチングパーツの脚を差し込んでから、爪楊枝の先に液体の瞬間接着剤を付けて、脚の差し込み部分に流し込むようにして接着しました。
一番たいへんかなと思ったのが、手摺りの外側に付ける柵の支柱ですが、ベースにエッチングの支柱を差し込む溝が掘ってあり、瞬間接着剤で苦労なく16本もの支柱を接着出来ました。
管制室内部の管制卓がエッチングで再現されています。
スイッチ類に凹凸があるので、スミ入れ塗料のブラックでスミ入れしたいところです。
また、エッチングパーツで管制官が座る事務用回転椅子が2脚付いています。
管制室のは八面の壁に、八枚のガラスを接着し、八角形に屋根に接着します。
このガラスのパーツですが、透明フィルムは管制室の壁の形にカットされているので、簡単に貼ることが出来ますが、極めて透明なフィルムになっています。
実物の管制室を見てみると、遮光ガラスか遮光ロールカーテンによるものか、管制室の内部は非常に見えにくくなっています。
百里基地旧管制塔
羽田国際空港 新旧管制塔
外から見て、かろうじて管制官の人影が見えるくらいなのに、技MIXの管制塔は模型らしく中が良く見える仕様になっていますが、ここは実物を参考に、中が良く見えない半透明のガラスにしたいと思います。
なので、管制卓に一生懸命色差ししても、椅子やその他の備品を置いても、見えないのでは無駄なので適当に切り上げて、管制室の窓ガラスを半透明にすることに力を入れます(^_^;)
半透明のガラスにするためには、スモークのかかった半透明プラ板を使うか、本物の自動車用のスモークフィルムを使うか、自動車プラモデル用のスモークディカールを使うか、いろいろと選択肢はありますが、吹けばスモークガラスになる缶スプレーのスモークがあるので、それを2回ほど窓ガラスのパーツに吹き付けました。
これで、中に人形を置いても、かろうじて人影が判るくらいになります。
管制室の屋根部分にも、手摺りを八角形に折り曲げて取り付けます。
管制室屋根に色差しした、IRカメラを取り付けます。
いよいよ最後の段階です。
管制室屋根に乱立する、対空用を始めとするVHF・UHF各種無線アンテナと、テレビ用のUHFアンテナを立てます。
アンテナ類はエッチングパーツですが、これの取り付けが一番時間がかかりました(^_^;)
8本のパーツを、エッチングの手摺りの中に入れて捻って取り付けてから、爪楊枝の先に付けた瞬間接着剤で固定します。
ディスコーンアンテナは、傘の骨のような形をしていますが、エッチングパーツではただの平らな2次元のパーツになっています。まあ、これを6本も8本もあるロッドがあるパーツが追加されたら、組み立てるのがたいへんになりますが(^_^;)
避雷針のエッチングパーツもありますが、エッチングの板状のパーツなので避雷針らしくないので、0.5oの真鍮線を塗装して避雷針にしました。
今週の航空機の組立は、先週と同じ、百里基地 第302飛行隊のF-4EJ戦闘機を2機組み立てました。
3機とも、オープンキャノピーセットを使用して、キャノピーオープンの状態にしています。
早く、操縦士や列線整備員の人形も並べて見たいですが、まだまだ先は長い(^_^)
とりあえず、ジオラマに並べる航空機は、百里基地所在の第302飛行隊(F-4EJ改)、第305飛行隊(F-15J、F-15DJ)、第501飛行隊(RF-4E、RF-4EJ)の3飛行隊のものと、それらに所属するT-4を基本として、ジオラマに並べていこうかと思います(^_^)
とりあえず並べてみましたが、写真で見ると各機が自衛隊らしく完全に一直線に並んでいないので、次回は各種ラインなどのマーキングをしたいと思います(^_^)